ハゼは釣りの初心者やファミリーでも簡単に釣れる上、味がとてもおいしいので、多くの釣り人に愛されている魚です。
ハゼ釣りは庶民の娯楽として江戸時代から親しまれており、戦後(昭和25年頃)には「誰でも釣れる魚」としてブームになったこともあります。今回はそんなハゼ釣りの基礎知識と、おいしいハゼ料理レシピをご紹介します。
ハゼ釣りの季節は?
ハゼの釣れるシーズンは5月から12月頃までですが、釣れ初めのころは小型の魚が多いので、資源確保という意味でも夏以降がおすすめです。特に秋から初冬にかけてはハゼが最も成長する時期で、体長が25センチを超えるものも出てきます。
釣れる場所は?
ハゼは、穏やかな内湾や海に流れ込む河口付近など、海水と淡水が混ざり合う汽水域(きすいいき)と呼ばれる場所に多く生息しています。
そのような場所であれば、日本全国どこでも釣れますし、ビックリするほど水深の浅いスポットでも釣れることがあります。
ただ、過去に釣れたことのある川でも、護岸工事などの影響で生息域が大きく変わってしまうことがあります。また底に岩が多い場所より、柔らかい砂泥底の場所を好むので、釣れない場合はスポット周辺の状況を良く確認してみましょう。
ハゼはどのようにして釣ればいい?
一般的には、おもりをつけた仕掛けをできるだけ遠くへ飛ばし、川底をゆっくりひきずるように糸をひいていきます。
ハゼは他の魚のように川の中を泳ぎ回っているわけではなく、川底でじっとしていることがほとんどです。そして目の前の動くものに飛びつく習性があるため、川底をはわせるようにエサを動かすと食いつく可能性が上がります。
また、ハゼは川岸から遠くへ行くほどサイズが大きいといわれています。大物を狙うなら、エサをなるべく遠くへ投げ入れ、おもりを少しずつ引き寄せていきましょう。
ハゼ釣りのエサは?
ハゼ釣りのエサは、定番の「青イソメ」がおすすめです。釣具店やネット通販で簡単に購入できます。ハリに付けた後は2センチ程度にカットして、半身だけ持っていかれてしまうのを防ぐようにしましょう。
「ハゼ釣りを楽しんでみたいけど活きエサが苦手……」という方には、疑似餌もおすすめです。見た目はリアルで、いかにもイソメに見えるワームも発売されているので、ぜひ試してみてください。
ハゼのおいしい食べ方
ハゼは高級料亭などでも出されるくらい高級魚ってご存知ですか?
天ぷらにしても刺身にしても甘露煮にしてもおいしく食べられるハゼ。ここではアウトドアでも簡単にできるレシピをご紹介します。
1. ハゼのから揚げ
から揚げや天ぷらは屋外でも簡単に調理できます。バーベキューなどを禁止している場所もあると思いますが、特に制限がなければ、その場で調理して揚げたてを食べるという最高の贅沢を味わえます。
■作り方
1. ハゼの頭を切り落とし、内蔵を取り出します。塩でもみ洗いして、水で流します。
2. 片栗粉を入れたビニール袋にハゼを入れ、袋の口を手でふさいで上下に振り片栗粉をまぶします。
3. 鍋に油を入れて熱し、その中にハゼを入れてしっかり揚げれば完成。
塩をふったりポン酢をかけたり、好きな食べ方で楽しんでください!
2. ハゼの刺身
大きなサイズが釣れた時、ぜひ試してほしいのがハゼの刺身です。
透き通るようなプリプリの身は、淡白でありながらも、ほんのりと上品な甘みがあります。臭みはまったくなく、まさに絶品ですよ!
天然もののタイやヒラメを上回る美味しさともいわれるハゼの刺身、ぜひ試してみてください。
まとめ
日本全国の河川や漁港、汽水域などいたるところに生息していて、釣るのも簡単なハゼ。淡白な白身でほんのり甘く、上品な味わいはまさに高級魚です。この機会にぜひハゼ釣りにチャレンジして、釣りたてのおいしいハゼを味わってみてください!
モットーは「人生は毎日がキャンプ!」。だいたい年間の半分以上は海外や日本国内を旅しています。山に行けば山菜や渓流の魚を料理し、海へ行けば岩場の貝や釣れた魚を堪能しています。国内では車中泊が多いですが、海外では列車での国境越えや、駅で段ボールを敷いて野宿することも。基本的には無計画で行き当たりばったりの旅。山菜はいろいろと食べてみた中で、美味しかったものを中心にご紹介します!
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