バーベキューの工程で最も大事なものは、炭への着火作業ですが、火がついたらそれで終わりではありません。美味しいバーベキューを楽しむなら、その後の炭の継ぎ足しも重要です!
今回は、炭を継ぎ足すコツを紹介していきます。
継ぎ足すとき炭は「下」に!
初心者の方は、炭を継ぎ足すとき、いま燃えている炭の「上」に新しい炭を追加してしまいがちです。
確かにこの方法でも追加した炭に火はつきます。ですが、上に置いた炭がいま燃えている炭の火力を遮ってしまい、網や鉄板にしっかりと火力が伝わらない状態に陥ってしまいます。
そうなると、火力不足でせっかくの食材も美味しく焼けなくなってしまいます。炭を継ぎ足すときは必ず、燃えている炭の「下」に追加していくのがコツです。
燃えている部分に触れさせる!
炭は着火すると、端の部分から徐々に燃えていきます。
よって炭を継ぎ足すときは、このすでに燃えている部分に接するように炭を追加しましょう。
小さな炭ならどこに置いても、ある程度の時間がたてば自然と全面に火が移ります。ですが、大きな炭はそうもいきません。しっかり考えて置かないと、バーベキュー中盤でも黒い部分が残ってしまっている、なんてことも珍しくありません。
火が移っていない黒い部分に新しい炭が接するように設置しても、火はなかなか燃え移らないので気をつけましょう。
炭の継ぎ足しは早めに!
炭の継ぎ足しが遅れてしまうと、火力が弱くなってしまって、しばらく待たなければいけません。場合によっては、着火剤を使ってもう一回火をつける必要が・・・なんてことも。
そのため、炭の継ぎ足しは早め早めを心がけるようにしましょう。
ただしこの場合、火力が強くなりすぎてしまうことも考えられます。
そんな失敗を回避するために大切なのが、炭の置き方。「スリーゾーンファイア」という方法を意識しましょう。
これはグリルを3つのエリアに分けて、「強火」「中火」「弱火」の3つのゾーンをつくるやり方です。具体的には、それぞれのゾーンに置く炭の量を変えて火力を調節していきます。
あらかじめこの方法で炭を設置しておけば、多少火力が強くなってしまっても、食材を中火もしくは弱火ゾーンに避難させれば、焦げ付きを防ぐことができます。
スリーゾーンファイアについては、こちらの記事を参考にしてください。
→ バーベキューの火加減を操るスリーゾーンファイア
今回紹介したコツを実践して、常に火力を最適な状態に保てるよう心がけてみてくださいね
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