バーベキューの成否を左右するといっても過言ではない火おこし。
特に初心者の場合、着火剤を使って素早く火おこしを行いたいところですが、ときに着火剤を買い忘れてしまうという事態も…。
じゃあ新聞紙やダンボールを代わりにと思っても、すぐ燃え尽きてしまうので炭に火がつかない…。
今回はそんなときに覚えておくと役立つ、着火剤の代わりになる身近な物をご紹介します!
着火剤代わりに使える、牛乳パック・ガムテープ・松ぼっくり
火おこしの方法としては、市販の着火剤を使うのが最も確実ですが、これから紹介するアイテムも着火剤として使えます。
牛乳パック
牛乳パックの内側を見たことがありますか? 表側と違ってテカテカしていますよね。実はこれ、中見の牛乳が外に漏れないよう、ロウ(正しくはパラフィンワックスと呼ばれるロウの一種)でコーティングされているのです。これはつまり、火がつきやすいということでもあります。
火のつけ方
1. 牛乳パックをしっかり乾かします
2. そのままの大きさだと使いにくいので、短冊上に切ってまとめておきます。
こんな感じで意外と勢いよく燃えるので注意してください。
※牛乳パックの種類によっては燃えない物もあるようです。
ガムテープ(布製)
布製のガムテープも着火剤の代わりとして使えます。ただ、比較的すぐ燃え尽きてしまうので、以下のように使うのがオススメです。
火のつけ方
1. 枯れ木を集めて、ガムテープでぐるぐる縛る
2. ガムテープを大量に使う
2の方法は、粘着部分を外側にして輪の形を作り、いくつか積み上げると良いでしょう。
また「着火剤は持ってきたけど、なかなか火がつかない…」なんて時も、着火剤と着火剤をガムテープで着けることで、より火力を高めることができます。ガムテープ自体バーべキューの場で何かと重宝するアイテムですので、常に持ち歩いておくと安心ですよ。
ただし、ガムテープの種類によってはとても臭いので、注意してください。
松ぼっくり
By: bohnen
松ぼっくりは油を多く含んでいるため、着火剤として利用できます。
こんな感じで、長い時間燃え続けてくれます。
以上、着火剤の代わりになる物を3つ紹介しました。実際に使うときは、近くにあれば松ぼっくりがベスト。次に牛乳パックです。どちらもない・忘れてしまった時のために、何かと便利なガムテープを常備しておいて、最悪それで代用しましょう(ですが、臭い…)
火おこしの基本!「着火剤は炭の下へ」
いくら着火剤の代わりを準備できても、適当に火おこしをしていては、いつまでも炭に火をつけることはできません。
火おこしの基本は「着火剤は炭の下へ」です。初心者の多くが、グリルに投入した炭の上に着火剤を置いて火をつけてしまいますが、これは間違いです。
火は下から上へ燃え上がり、上昇気流によって酸素を取り込む性質があります。だから炭の上に着火剤を置いても効果はありません。逆に着火剤を一番下に置き、その上に隙間を開けながら炭を高く積んでおくと、着火剤から燃え上がった火が上昇気流を起こし、炭にも火をつけてくれます。
市販の着火剤を忘れてしまい、牛乳パックやガムテープを代わりに使用したとしても、火おこしの基本は変わりません。今回の3つの身近な代用品を覚えておいて、いざというとき役立ててみてくださいね。
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