旬の魚をキャンプで堪能!魚料理の楽しみ方のコツ

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キャンプでの楽しみの一つといえば、キャンプ飯!

大きなお肉を豪快に調理するのも盛り上がって良いのですが、定番化してしまってます。

たまにはキャンプで魚も。

しかし、魚は下ごしらえに手間がかかり、鮮度を維持する事が難しいと、キャンプ料理には敬遠されがちな食材です。

今回は、魚の選び方やおススメ調理法などをご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

美味しい魚の選び方

美味しさと安全性を左右する鮮度。大切なのは鮮度を見極めるためのコツと早めの調理です。

まずは鮮度の良い魚選びから。

・表示にて鮮度の確認

スーパーなどで『鮮魚』や『解凍』などと記載されているパッケージを見たことありますよね。

『鮮魚』には生のまま食べる事ができるものもあります。『解凍』は冷凍後に解凍したものなので、解凍しはじめた時点から魚の鮮度の低下が始まるので、生で食すのには不向きなため加熱調理がおすすめです。

※『鮮魚』と表示されていても、中には生食できないものもあるので、売り場のスタッフに確認しましょう。

・切り身の場合、切り口と水分を確認

はじめから切り身の状態で購入する際は、トレーの下にドリップが溜まっていないか要チェックです。トレーに敷かれている吸水紙に、赤色をした水分がいっぱいに染み込んでいたら、鮮度が落ちている可能性が高いです。

魚の切り口の断面は、色つやが良く、身が締まっている物を選びましょう。黒ずんでいたり、水分により身が割れ形が崩れているものも鮮度が低下しているサインです。

・1尾買いの場合、目とエラの色味を確認

魚の鮮度は目の色を見ることはよく知られています。

鮮度が落ちてくると、目に張りが無くなるので、分かりやすい鮮度の状態の目安になります。

エラについては、鮮やかな赤色をしている物を選びましょう。エラは血管が集中している箇所でもあるので、新鮮であれば綺麗な赤色になっています。逆に鮮度が落ちている魚は、赤黒い色をしていますので、そのような魚は時間が経っている可能性が大きいです。

 

鮮度を保つコツ

魚は常温で放置をせず、すぐ冷蔵や冷凍で保管をしましょう。鮮度を保つちょっとしたコツを覚えれば、鮮度や味の低下を最小限に防ぐことができます。

・自宅にて加工する

キャンプで揚げ物にしたり、漬け焼きなどの加熱調理する場合は、生のままより下ごしらえしてから冷凍保存をし、冷凍の状態でキャンプに持って行くことがおすすめです。

そうすることにより、アミノ酸の変化を少なく抑え、魚の劣化を防ぐことができます。

フライにする場合は、衣をつけてから冷凍保存すると、調理の時短にもなり楽になります。

・生魚には塩と水気がポイント

魚からでる水分(ドリップ)は注意が必要です。

余分な水分をそのままにしておくと、身が水っぽくなったり生臭さの原因となります。

塩を振って10℃以下のクーラーボックスなど冷蔵できるところに20〜30分ほどおき、余分な水分を出します。

出た水分はキッチンペーパーなどで丁寧に拭き取って下さい。そうする事によって塩が魚の脂と馴染み旨味が増し、さらに身が締まって骨離れが良くなります。

生魚を買う場合は、キャンプ場近くで購入し、ロックアイスなどと一緒にクーラーボックスで保管しましょう。

・冷凍は急速に、解凍はゆっくりと

生魚を購入したら、下処理や下ごしらえをした後はすぐに冷凍保存しましょう。魚を乾燥や酸化から守り、劣化の進行を防ぐには急速冷凍が有効です。

解凍するときは、ゆっくりと常温に近づけていきましょう。

・冷凍の物を買う

よくスーパーなどで『解凍』と表示してある魚を目にした事があるかと思います。解凍魚は、解凍後ある程度時間が経過しているため、鮮度が低下しにおいが出てきてしまっていることも。

解凍する時間がある場合は、冷凍されている魚がおすすめです。

 

調理法ごとの利点

By: David Stanley

魚の調理はお肉と同じ、煮ても焼いても揚げても良し!

それぞれの調理法に、魚の良さを際立たせるメリットがたくさんあります。

・焚き火で網焼き

焼くことで、香ばしい香りがたつと同時に、魚の生臭さがなくなります。食べると中から魚の旨味の詰まった脂がジュワッと広がり、外はカリっと、中の身はフワッと仕上がります。焚火で調理をすれば、魚が炭の香りをまとってさらに美味しさがプラスされます。

・スキレットでソテー

スキレットに少量のバターやオリーブオイルなどの油をひき、ソテーでも美味しく食べることが出来ます。

魚の皮目の焦げ付きで身の崩れが心配な時は、表面に小麦粉をまぶしてから焼いて、ムニエルにすると良いでしょう。小麦粉をまぶしたらすぐに焼かずに、しっかりと小麦粉をなじませるよう、しばらくおいてから調理をしましょう。

・メスティンで揚げ物

唐揚げや、天ぷら、フライなどの揚げ物にすることで、魚をまるごと美味しく食べられカルシウムを効果的に摂取できるのが嬉しいです。

油の温度さえ気を付ければ、どんな魚でも美味しく作る事ができる簡単調理法です。

メスティンで作る事によって、油の量が少なくすみます。

※キャンプ場で使用した揚げ油などの廃油処理は、キャンプ場の指示に従ってください。絶対に地面や河などに流さないでください。

・ダッチオーブンで煮魚

煮魚にすると、煮汁に含まれるアミノ酸やしょう油、酒、みりんなどの調味料が染み込み、魚の旨味と合わさって味にコクが出ます。

さらに生姜をいれると爽やかな香りがたち、魚の臭みを消してくれます。

煮魚には、あまり脂ののっていない魚や、淡白な味の白身魚などが向いています。

 

美味しさを堪能する簡単術

それでも面倒と思う方には、手間をかけない魚料理を楽しんでみてはいかがでしょう?

・缶詰で楽しむ

缶詰めは、魚が新鮮なうちに加工処理するため、失われやすい栄養素や旨味が汁とともにたっぷりと缶に詰まっています。

今はさまざまな魚の種類の缶詰めがあり、味付けも豊富になっていますね。

・干物で楽しむ

お好みの干物を購入するのも良いです。焚き火でじっくりと炭火焼きにすると、外はパリっと香ばしく中はフワフワのジューシーな魚のうまみが楽しめます。

・鮮魚コーナーで下処理を頼む

キャンプ場に着いたらすぐに調理ができるよう、キャンプ場近くのスーパーなどで下処理をお願いしてみるのもいいでしょう。内臓などを取り除いてもらえば生ゴミが減らせます。

 

今がおススメの魚は?

・鯵(アジ)

鯵の旬と言えば、5月から7月くらいと言われていますが、冬の鯵は大きくて比較的安価で手に入りやすいので、キャンプで豪快に丸々1尾を調理するにはおすすめの魚です。

鯵の旨味成分であるグルタミン酸、タウリンはアミノ酸の一種。そして低カロリーなため、ダイエットに嬉しい食材です。

不飽和脂肪酸のEPAやDHAはご存知の方も多いです。中でもEPAは特に多く含まれており、血液中のコレステロールを減少させてくれる効果が期待でき、血液をサラサラにするのを助けてくれます。

さらにカルシウムやビタミンB2も豊富に含まれていることから、骨粗しょう症の予防も期待できます。

おすすめ調理例:塩焼き

・鰯(イワシ)

鰯は産卵後の体力を回復した秋から脂がのり始め、春にかけて旬の時期と言われています。

鰯には、たんぱく質、カルシウム、DHA、EPA、鉄分などが豊富で、魚の中でも特に鉄分が多く含まれています。

そんな栄養豊富な鰯ですが、皮や身が弱く、すぐに崩れてしまうなど、とてもデリケートな魚ですので、調理の際は優しく扱うかもしくは、加工済み、調理済みのものを購入すると便利です。

おすすめ調理例:つみれ汁

・さんま

さんまは上記の鰯と同じ栄養素に加え、ビタミン類が(A,E,D,B2)などが豊富です。

ビタミンAは粘膜を丈夫にし、またカルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く含まれています。

ちなみに、さんまにはつきものの大根おろしは、魚の焦げた部分に含まれる、発がん性物質を分解してくれる「アミラーゼ」という酵素が含まれているため、焼きさんまなど、焦げ目の付くさんま料理と一緒に食べると一石二鳥ですね。

おすすめ調理例:塩焼き、蒲焼き

・鮭(サケ)

鮭にも上記の鯵やさんまのように、DHAやEPAが豊富で、ビタミン類も(A、C、D、E)も多く含まれています。

優れた抗酸化作用を持つ栄養素のひとつ、アスタキサンチンも豊富です。

鮭のアスタキサンチンは、身の部分の赤い色素で、鯛や甲殻類にも含まれています。

アスタキサンチンは、疲労回復や老化防止に効果的で、抗酸化力はビタミンEの1000倍、ビタミンCの6000倍と言われています。

おすすめ調理例:炊き込みご飯、ムニエル

・ワカサギ

白くピカピカしている小さな魚、ワカサギは、小ぶりな体に多くの栄養がたっぷりと含まれています。

ビタミン類(B、B2、B12)や鉄分、栄養素の中でもカルシウムは、鰯の約10倍もの量が含まれているそうです。

タンパクでクセのない身は、加熱することで旨味が凝縮されます。

鉄分やカルシウムの吸収を助ける「酢」と合わせて摂ると、さらに体に良いです。

おすすめ調理例:唐揚げ、マリネ、南蛮漬け

・ぶり

ぶりの栄養素はEPA、DHA、ビタミン類(B1、B2、D、E)、タウリンが豊富です。

特にタウリンはアミノ酸のひとつで、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす効果や、肝機能を高める効果、視力の回復などに期待ができる効果があります。このタウリンは水溶性なので、煮魚にした場合、煮汁も一緒に摂ると効果的に栄養素が摂取できるので、体も温まって冬には嬉しいレシピです。

おすすめ調理例:煮魚、ステーキ

 

おしまいに

魚は、秋冬の寒い時期だからこそ食材の傷みの進行が遅く、暑い夏よりは扱いやすく調理ができると思います。

上記に挙げた魚の他にも、秋冬が旬の魚はたくさんあるので、自分の好みの美味しい魚調理をチャレンジしてみてください!

今年の秋冬キャンプは、魚料理で健康に身も心もホッコリと温まりましょう。

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