【灯油ランタンのすべてがわかる】種類・燃料・ブランドまとめ

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暖かな灯油ランタンの明かりは、静かなキャンプサイトの夜をお洒落にしてくれ、揺らめく炎で身も心も癒やしてくれます。お手入れも簡単で扱いやすくキャンパーにも人気のあるアイテムです。

今回は、そんな石油ランタンの魅力をたっぷりご紹介します。

灯油ランタンの種類

灯油ランタンには種類が2つあります。

フュアーハンド式

一般的にはハリケーンランタンと呼ばれます。編み上げの平芯を使い、毛細管現象を利用したとてもシンプルな仕組みです。

空気は本体上部から取り込まれ、フレームを通ることで燃焼します。平芯の幅は12mmが一般的ですが、ランタンの大きさによっては、15〜21mmの平芯も使われます。

構造はとても単純ですが、炎の安定性や燃焼効率がとてもいいです。タンクの大きさにもよりますが、10~20時間の点灯、中には27~75時間ほど連続点灯可能な製品もあります。

暖かみあるオレンジの炎が灯りますが、明るさは6~12ワット程度なので、サイト全体を照らすことはできません。テーブルランタンやサイトの演出として使うのがおすすめです。

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圧力式

ポンプで圧力をかけて燃料を気化させ、燃焼させるタイプのランタンです。「マントル」と呼ばれる袋状の繊維を炭化させて使います。

気化した燃料がマントルで熱せられて明るくなる仕組みなので、圧力が下がってくると暗くなります。その場合は再度加圧が必要になりますが、そこまで頻繁に圧力をかける必要はありません。

加圧された燃料が気化している時、けっこう大きな「ゴーッ」という音がしますが、サイト全体を照らせるだけの明るさがある=設置する場所を選べるので、そこまでうるさくは感じません。

ちなみに、炭化したマントルはとても壊れやすいので、取り扱いには十分注意してください。

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燃料の種類

灯油

家庭で使用するストーブの灯油と同じものです。ランタンは長時間使用するアイテムなので、ランニングコストを考えるなら灯油がオススメです。

パラフィン系

灯油のような匂いがないので、テーブルの上に置いて使うランタンに持ってこいです。ボトルで販売されていて扱いやすいのもメリットですね。

また、蚊が苦手としているハーブが入っている製品もあるので、夏の時期に使うのも有効です。

しかし、灯油を精製して作っているので若干割高です。

魅力的なランタンブランド

フュアーハンド式

FEUERHAND

1902年にドイツで特許を取得して生産を開始しました。高級感がありながらコンパクトで扱いやすいランタンは信頼も厚く、キャンパーなら一つは持っておきたい逸品です。ランタンデビューにおすすめのブランドです。

DIETZ

1840年に設立されたハリケーンランタンの元祖です。リーズナブルな価格帯、初心者が扱いやすいサイズから、大型のものまでバリエーションが多く、長きにわたって愛されています。他ブランドでイメージに合う製品がなかったら、お邪魔してみるとよいでしょう。

GUILLOUARD

1911年にフランス西部で創業されました。「長く使ってもらいたい」をコンセプトに細部までこだわった作りをしているのが特徴です。厚みのある真鍮素材を使用しているため重量感があり、年月をかけて育てていきたくなるランタンです。

圧力式

PETOROMAX

1910年にドイツで創業され、それ以来ほぼモデルチェンジしていない昔ながらのランタンが魅力です。時代を感じさせつつも今に通用するおしゃれなデザイン、そして使いやすさも兼ね備えた安定感ある作りは、多くのベテランキャンパーから愛されています。

VAPALUX

1897年イギリスで会社を設立、1938年に生まれたブランドです。現在でも軍用に使われていて、40年以上もモデルチェンジをせず、伝統を守っています。現在、製造は韓国で行っていますが、細かなパーツ構成は変わっていません。

揺らめく炎は癒やしの空間

キャンプの夜の楽しみは仲間との語らい、家族団らんなど人との距離が近くなる気がします。そんな空間を優しい光で包んでくれるのがランタンです。会話がなくなっても、揺らめく炎を見ているだけで、時間を共有している安心感があるんですよね。

1つ購入するともう1つ欲しくなり、サイトはランタンだらけになっているという話もよく聞きます。好みのランタンを見つけて癒やしの時間を楽しんでください。

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