重たい荷物や多くの荷物を運ぶときに便利なキャリーカート。よく子供の運動会などで、レジャーシートやイス、お弁当などを運んでいる姿を見かけるようになりました。皆さんもホームセンターなどで販売されているのを見たことがあると思います。
このキャリーカート、実はキャンプ場ではいろんなシーンで大活躍してくれる、頼もしいアイテムなのです。今回は、キャンプ場での活用法をいくつかご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
キャリーカートとは
重い荷物、かさばる荷物などを運ぶための、台車のようなものです。しっかりした大き目のタイヤがついており、荷物を安定して運ぶことができます。
台車部分には囲いがあり、ボックス型になっています。ある程度の深さがあるため、運んでいる途中、荷物が振動で転げ落ちてしまうことはほとんどありません。
その多くは折りたたみ式でコンパクトに収納できるため、車へ積んでも邪魔にならず、積み下ろしも楽に出来ます。
キャンプ場での活用法
1. サイトまでの荷物運び
キャンプ場によっては、車でサイトへの乗り入れが不可の場所もあります。
その場合、たくさんのキャンプ道具一式を駐車場所からサイトまで、自力で運ばなくてはなりません。ですが、キャリーカートがあれば、安全かつ楽に運べます。
2. 水汲み、薪運び
サイトの設営が完了すれば、次は調理などサイトで過ごすために必要となる水や薪の準備です。炊事場からサイトまで水の入ったウォータージャグを運んだり、売店で購入した薪を運んだりするのに、キャリーカートが役立ちますよ。
3. 小物入れ
設営の際に、不要となる収納袋や箱、ランタンケースなどを、まとめてキャリーカートに乗せておくと、撤収作業の際に袋や箱をあちこち探すことなく、スムーズに片付けられます。
また、使用頻度の少ない掃除用具や薬箱などを入れる小物入れとしても活躍してくれます。
4. テーブル
使わない時はコンパクトに折りたたんでも良いのですが、キャリーカートの荷台上部に天板を置けば、立派なテーブルに早変わりします!
今はキャリーカート専用の天板が販売されています。もちろん、不要な板を上に置くだけでもOK! 棚に置ききれない小物や道具を置くもよし、夜には複数のランタンを並べてもステキですよ!
5. ペット用ケージ・ベット
キャンプ場では、野生動物や虫がいるのは当たり前。ペット連れキャンパーが増えていますが、ワンちゃんが怯えたり落ち着きがなかったりするのを心配する飼い主さんも少なくないようです。
ワンちゃんはとても警戒心が強く、野生動物の匂いなどに敏感で、常に緊張状態が続くとストレスになってしまうこともあります。
そこでキャリーカートをワンちゃんのケージやベットの代わりにしてみてください。荷台の囲いがあるため、身を守られている安心感があり、緊張が和らぎやすい環境になるようですよ。
キャリーカートの底部はフレームでゴツゴツしていることがあるので、毛布やクッションなどを敷いて体への負担を和らげてあげると良いでしょう。そして、キャリーカートが動かないよう、車輪のロックを忘れずにしましょう。
6. 物干し
布団やシュラフなどは、外気の湿気でジメジメしてしまいがち。できればサラッとした寝具で、気持ちの良い睡眠をとりたいですよね!
そんな時は、キャリーカートの荷台に寝具を広げて干してみましょう。太陽の位置が変わっても、キャリーカートなら日の当たる場所にすぐに移動できて便利ですよ!
オススメのキャリーカート
今は多くのメーカーから、いろいろなキャリーカートが販売されています。荷物を運ぶだけのシンプルなものから、テーブル用の天板がついているもの、日差しや雨をよけるためのルーフ付きなど、使い勝手の幅も広がっています。
カラーも単色や迷彩色、カラフルなものまで、さまざま。価格もリーズナブルで、選ぶ楽しみが広がります!
耐荷重やタイヤロックの有無、製品自体の総重量、折りたたみの形状など、製品によって性能が違うので、購入の際はしっかり確認しましょう。
キャリーカートは、重さや操作性などが使い勝手の大きなポイントになってきます。現在はネットで簡単に購入できますが、実際にアウトドアショップなどに足を運び、実物を手にしてみることをオススメします。
おしまいに
キャリーカートはキャンプ場のさまざまなシーンで使用できる、とても便利なアイテムです。1台あるだけでとても頼もしく、キャンプのマストアイテムといっても過言ではありません!
ただ、お子様やワンちゃんなどを乗せる場合は、荷台から落ちたりフレームに手を挟んだりしないよう、使用の際は細心の注意を払ってくださいね。
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