最近は、愛犬と一緒にキャンプを楽しむ人が増えていますね。
キャンプから帰宅後、ワンちゃんの元気がない・・・キャンプに行こうとしたらワンちゃんが車に乗りたがらない・・・などのしぐさが見られたら、今までのキャンプがワンちゃんにとって辛い経験となっているのかもしれません。
ワンちゃんは、環境や匂いの変化に敏感な動物です。ちょっとした変化でもストレスに感じてしまうことがあります。せっかくの愛犬との思い出作りの時間、ワンちゃん目線でストレスの溜まりにくい環境を整えてあげましょう!
犬の居場所について
場所選び
(1)安全な場所選び
まずは、ワンちゃんの安全が最優先ですね。
キャンプ場では土手などの急傾斜近くでも、柵が設置されていないサイトが多々あります。ワンちゃんが誤って転げ落ちてしまう恐れのある場所は避けましょう。
また、オートキャンプ場では車の往来が頻繁にあります。運転席からはワンちゃんの姿が見えにくいことがありますので、車にひかれてしまう心配のある車道付近も避けましょう。
さらに、地面にケガをしやすいものが落ちていないかも、しっかり確認しておきましょう。
(2)近隣サイトへの配慮も忘れずに
ワンちゃん連れ可能なキャンプ場でも、ワンちゃんが苦手なお客さんがいるかもしれません。つい吠えてしまって叱られたら、ワンちゃんも可哀想ですよね。
そのため、周囲の迷惑にならないよう、近隣サイト付近にワンちゃんの居場所を設置するのは控えましょう。難しい場合は「犬連れですので、ご迷惑をおかけしてしまったらすみません」など、一声かけておくと良いでしょう。
コットがあると便利
アウトドアは外気の影響が強く、特に人間より地面に近いワンちゃんは、地面からの冷えや熱の影響を受けやすいです。
そのような時には、ワンちゃん用のコットがあると安心ですよ! 地面から距離を取るだけで、体への負担を大きく減らせます。地面にいる虫や、砂による汚れも防げます。
キャンプでの使用は、荷物がかさばらない組み立て式で軽量、そして水や汚れに強い生地の物がオススメです。最近では紫外線や多少の雨除けにもなる、キャノピー付きのコットも販売されていますよ!
毛布
全身に毛をまとっているワンちゃんでも、冬の外気は寒いものです。特におなか付近は毛も皮膚も薄いため冷えやすく、下痢などの体調不良を引き起こす恐れがあります。
そんな時は寝床に毛布をひいてあげましょう。出来れば、ワンちゃんの匂いのついた使い慣れたものだと良いです。
また犬はもともと群れで暮らしていた動物のため、寝る時は無防備にならないよう、身を寄せ合う習性があるといわれています。毛布を身にまとうと、同じ効果でワンちゃんが安心してリラックスできます。
衣類、オモチャ
小型犬など寒さに弱い犬種の場合、衣類を1着、持っておくと良いでしょう。体温の低下や土などの汚れ、虫刺されなどを防げます。
あとは、ワンちゃんのお気に入りのオモチャも用意しておくと良いでしょう。飼い主さんがサイトの設営などでかまってあげられない間、良いストレス発散になります。
飲み水
ワンちゃんの飲み水は、飲みたい時にすぐ与えられるよう、常にワンちゃんのそばに置いておきましょう。車での移動中など、お水を置いておけない場合は、ペットボトルに入れておき、車を停めた際にこまめに与えてあげてください。
大きなペットボトルだと、水をお皿に注ぐ時に重くて大変ですので、500mlサイズを数本用意しておくとGOODです。
休憩・発散
車で移動中は、ワンちゃんはじっと休んでいるように見えて、実は緊張と疲労を溜めてしまうことが多いようです。中には車酔いしてしまうワンちゃんも。
そのため、道中はこまめな休憩を取ることを意識しましょう。歩ける場所であれば、少し散歩するだけで気分転換になります。
最近ではサービスエリアにドックランが併設されていたり、売店にワンちゃん用のオヤツが販売されていたりと、ワンちゃん連れに優しい設備が整ってるところも多くなっています。そのような休憩ポイントを事前に調べておくと良いでしょう。
そしてキャンプ場に到着後も、ワンちゃんに気を配ってあげましょう。飼い主さんがテントの設営などで慌ただしい時、ワンちゃんは飼い主さんにかまってもらえるのをずっと待っています。ワンちゃんそっちのけにならないよう、時々休憩するついでにオヤツをあげたり、スキンシップを図ったりするなどしてあげるといいですね!
安心
飼い主と一緒
知らない場所や、獣の匂いのする場所は、ワンちゃんにとってストレスになることが多いといわれます。そのため、キャンプ場にワンちゃんだけ残して買い物へ行くなど、ワンちゃんが不安になる要素はなるべく取り除きましょう。できれば、飼い主さんが見える場所や、匂いが届く場所にいさせてあげるといいですね。
使い慣れたもの
前述のように、知らない場所で不安いっぱいなワンちゃんのために、普段使い慣れたものを準備してあげると良いでしょう。フードや飲み水用の食器、オモチャ、衣類、マットなど、自分の匂いがついているアイテムがあると、安心感が得られます。
食べ慣れた食事
ワンちゃんは過度のストレスを感じると、便が緩くなったり、水便になったりしてしまいます。こうした事態を防ぐため、主食であるフードは、いつも食べている物にして、おなかへの負担を減らしてあげましょう。すぐに下痢をしてしまう場合、オヤツも普段食べ慣れているものの方が安心ですね。
おしまいに
せっかくの犬連れキャンプも、飼い主さんとワンちゃんのお互いがストレスで疲れてしまうと、もったいないですね。ワンちゃんのストレスや不安を前もって回避できるよう準備すれば、ワンちゃんも安心してキャンプを楽しんでくれるはずです。
安心な環境づくりで、ワンちゃんとの楽しいキャンプの思い出を、たくさん作りましょう!
【仕事】・フリーライター
【趣味】・登山 ・旅 ・日本酒 ・夫婦で晩酌 ・愛犬「山葵」と戯れる ・自然に触れる
【好きな言葉】・「日々是好日」 ・「Hot & Cool」
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