キャンプのときに虫がイヤ!と言う人も多いと思います。中でもブヨに刺されてしまうと、かゆいのが気になってキャンプを楽しむどころではありません。
そこで今回は、ブヨの虫除け対策、刺されてしまった場合の対処法についてご紹介します。
ブヨってどんな虫?
ブヨはハエの仲間で、体長は約2~5ミリほど。ハエと違うのは、人の血を吸う吸血昆虫という点です。
日本全国、特に水の綺麗な渓流で生息していることが多いです。そのため、川などの水辺が近いキャンプ場では、よく見られます(逆に水辺がないと、あまりいません)。活動時間は、涼しい時間帯。気温が高い日中より、朝や夕方によく現れます。
また蚊と同じ吸血昆虫ではありますが、針を刺して吸血する蚊と違って、ヒトの皮膚を噛んで吸血します。吸血時間は1〜2分と短いため、刺されたとしても気づかないケースがほとんどです(刺されたら少しチクッとするので、そこで気づく人はいます)
刺された後、すぐにかゆくはなりません。だいたい6時間〜1日くらいたつと、かゆみが出てきます。ただ、刺された場所を知らず知らず掻いてしまうと、1時間ほどでかゆみが酷くなる場合もあります。
刺された時の対処法
ブヨに刺されたら、まずは毒抜きしましょう。そのためには、ポイズンリムーバーというグッズを使います。
ポイズンリムーバーは名前の通り、毒を吸い出すグッズです。刺された直後に使うと、毒が回る前に吸い出せます。ブヨだけではなく、蚊やハチなど様々な昆虫の毒に対応しているグッズが多く、ひとつ持っておくと安心です。
グッズを選ぶポイントは、肌との密着具合。私の使用感ですが、値段が高めのポイズンリムーバーは、それだけ肌にしっかり密着するので効果が高いと感じます。初めは安いポイズンリムーバーを使っていましたが、吸う力が弱かったり、肌に密着しにくかったりしました。
口で毒を吸い出すのはNG!
傷口から毒を吸い出すとき、絶対にやってはいけないのが、口で吸い出すこと。口の中にキズがある場合、ブヨの毒が体内に入ってしまう可能性があります。
ブヨの虫除け対策
ブヨの虫除け対策には、ハッカ油が効果的です。自然界にいる虫のほとんどがハッカのニオイが苦手なので、ハッカ油をつけるだけで虫除け効果が期待できます。
ハッカ油を原液のまま肌に塗ってもいいですが、肌が弱い人は原液だと強すぎるので、必ず精製水などで薄めてください。また、ハッカ油の香りが薄くなってきたら、その都度、塗り直しましょう。
もう一つ、効果的な虫除け対策は、肌の露出を控えること。暑い日でも、我慢できるなら長袖を着ていたほうが、ブヨをはじめとする虫たちに刺されるリスクを減らせます。
体調不良を感じたらすぐ病院へ!
ブヨに刺されてから体調に異変を感じたら、すぐ病院へ行きましょう。中にはブヨの毒に対してアレルギー反応を起こしてしまう人もいます。最悪の場合、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性も考えられます。
また、いつまでも腫れやかゆみが引かない場合も、一度お医者さんに診てもらいましょう。
ブヨ対策を完璧にしてキャンプを楽しもう!
キャンプ場は自然の中にあるところがほとんど。ブヨをはじめ虫の問題は必ず出てきますが、虫除け対策や対処方法が分かっていれば、怖くはありません。ハッカ油や長袖で対策し、刺されたときのためのポイズンリムーバーも忘れずに持って行くようにしましょう!
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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